マーケティングトレンド情報
~これだけは知っておこう!~
マーケティングトレンド情報(第4回)
海外で注目される、ジャパンディとは
英国でヒュッゲが話題になり、欧米でヒュッゲの楽しみ方が語られていた頃、北欧インテリアのトレンドも進化系が登場していた。「ジャパンディ(Japan×Scandinavianの“di”をとりジャパンディJapandi )」というジャパニーズスタイルとスカンディナビアン(北欧)スタイルの融合・ジャパンディが注目されはじめたのもこの頃。
ジャパンディとは、日本と北欧スタイルの融合ですが、共通点を見出すと、融合の意味合いが見えてきます。材質・デザイン面では自然素材の木材と直線曲線フォルムにしてもスッキリしたライン、機能性重視ながら丁寧な仕上げや職人技のぬくもりが感じられる工芸品的な魂、それが華美ではなく美しくシンプルに主張してくる機能的な空間づくりでしょうか。但し、スカンディナビアンスタイルが、カジュアルさを感じられるのに対し、ジャパニーズスタイルはトラデッショナル和風を意識しながらカジュアルな和の雰囲気を取り入れたという違いがありますが、この2つのカジュアルさを融合したのがジャパンディかと思われます。
では、ジャパンディの海外での注目度ですが、アメリカPinterest(ピンタレスト)という写真画像共有サイトへのジャパンディをイメージした画像が増えていることから、2021年のトレンドとしてもジャパンディスタイルの動向を無視できないと言えそうです(検索結果は、前年日100%増の注目度)。なお、PinterestはInstagramが行動歴(過去の画像)をアップする画像SNSであるのに対して、Pinterestは憧れのブランドやライフスタイルの画像(未来志向の画像)をアップするSNSという特徴があります。
海外でのジャパンディ人気に関しては、Natasha Hindeさんが、「海外で大注目のジャパンデイとは? 日本+北欧が2021円急上昇のトレンド」というタイトルで、Huffposto(ハフポスト)UK版の翻訳記事としてHuffposto日本版に掲載しているので、こちらをご覧いただきたい。ジャパンディの捉え方、ベッドルーム、リビング、キッチン、バスルームにおけるジャパンディの視点が簡潔に説明されています。
海外で大注目の「ジャパンディ」とは? 日本+北欧が2021年急上昇のトレンドに | ハフポスト LIFE (huffingtonpost.jp)